大会編で、おとはがステージに私の居場所はないんです、と言っていたこと。
それを聞いて、ああ、これも覚えがあるぞ、と思った。
ステージに立つ、ということと、ステージ上に居場所がある、ということは、似たような意味合いの言葉ですが厳密には違うのではないかと思います。
おとはとさゆ
かつて、プラチナ期までの道重さゆみがそうでした。
リーダーになってからの彼女しか知らない人は驚くでしょうが、かつて彼女の歌割りはまったくと言っていいほどなく、フォーメーションの時も後列のはじっこ、ということがざらにあった。
さゆは、いわゆる後列メンでした。
そこから、自分にできることは何か、ということを考え、バラエティ出演などがむしゃらに頑張り、ついにはリーダーになり、そして伝説になった。
という経緯があります。
さゆがなぜそこまで頑張っていたかというと、モーニング娘。が好き、という気持ちがあったから。
さゆはモーニング娘。になりたくてなった人です。そして、モーニング娘。が大好きだ!という気持ちで、10年、つまりは青春の全てを捧げた人でもあります。
おとはがプリズムショーに出るのは、プリズムショーが好き、大好きなべるさんと一緒にできたらもっと楽しい。という気持ちがあるからなんだと思います。
おとはのプリズムショーを初めて見たとき、あ、この子ぷわっぷわに見えてめっちゃダンス踊れるんだ!と、思った。キレキレダンスじゃん!って。
そこまで上達するのにどれだけの練習を積んだんだろう、って思えど、おとちゃんはたぶん努力を努力と思わないタイプの人なのではないか、と思う。
練習も、べる様に厳しいことを言われてもべる様と一緒なら嬉しくて、お茶を淹れたらおいしいって喜んでもらえて。
何かを大好きだと思って、大好きだ!って気持ちを原動力に努力できることは立派な才能のひとつ。
その気持ちだけで突っ走っていくには、きっと辛いことや悲しいこともあっただろうに、そばにべる様がいたからおとはは乗り越えてきたのではないでしょうか。
おとちゃんは芯が強い人なんだなあと思う。
いつか、もうちょっと自信がついた時、私の居場所はべるさんの横です!
って、はっきり言える日がくるといいなあ。
その勇気のバトンを、おとちゃんはいとちゃんから確かに受け取っている。そのバトンを、今度はいとちゃんに返すんだろうなあ。
言いたいことがあるなら、はっきり言わなきゃわからない。
21話で、私にもオーディションを受けさせてください!
と言えた時、ア゛ーーーーーーおとちゃんよく言えた!!!がんばった!!!!!がんばったね!!!!!!
と心の中ではスタンディングオベーションしてました。
これ、それこそ7話の時みたいに2日連続終電帰りでへろっへろに疲れて頭が働いていないような状態で見てたら、
おとはがオーディションを受けさせてくださいって言った時点でやばいし、演技の途中でべる様が軸をぶらさないように!手先まで神経を使って!と声をかけておとはが笑顔になったとき、アアアア;;;;とかいってタオルを目元にあてはじめ、プリズムライブが始まった瞬間号泣して、三連続決めたら前が見えなくなっていただろうな、と思う。
見たの出勤前だったからなんとかこらえた。
いや嘘、ちょっと泣いた。頑張って引っ込めた。
おとはのべるを思う気持ちが才能を開花させたんだなあ…いい話だ…世界が煌めいて見えるぞ…🙏🙏
けれども、おとはが先にプリズムライブを決めたことでべる様は追い込まれてしまって、うーん、不穏だ…
ひとまずはおとちゃんとべる様が和解できたから良かった。